【出雲国風土記】六所神社(佐久佐社)|出雲国総社・意宇六社の一社|意宇郡・松江市大草町

2023年1月29日日曜日

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【出雲国風土記】六所神社(佐久佐社)|出雲国総社・意宇六社の一社|意宇郡・松江市大草町

出雲国風土記(733)に佐久佐社として記される古社。
伊邪那岐命・伊邪那美命をはじめ六柱をお祀りし、出雲国総社/意宇六社の一社として崇敬を集めます。境内には本殿・随神門・各境内社、そして「出雲国府総社」の石碑など歴史を偲ぶポイントが点在します。

※ 佐久佐社の論社としては松江市佐草町の八重垣神社とする説もあります。
※ 意宇六社:熊野大社・真名井神社・揖夜神社・六所神社・八重垣神社・神魂神社。

拝殿
六所神社 拝殿|意宇六社の一社として崇敬を集める拝殿外観

静謐な雰囲気に包まれる拝殿。

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御祭神

主祭神 伊邪那岐命/伊邪那美命/天照皇大神/月夜見命/素盞鳴尊命/大己貴命
合祀・境内社 丁明神社(青幡佐久佐彦命)/王子神社(高御産霊命・神御産霊命)/天満宮(菅原道真公) ほか

御由緒(歴史)

『延喜式』『出雲国風土記』に記載される古社。奈良時代以降は出雲国総社として、国内諸社への幣帛や諸祈願を取り仕切る要地でした。王朝時代以来の古伝「御田饌神事」は勅使参向の記録があり、その行列と儀式を描く壁画は県文化財に指定。意宇六社の一つとして国造家とも関わりが深く、本殿は大社造、神紋は出雲大社と同系の二重亀甲に「有」と伝わります。

本殿

六所神社 本殿|大社造の端正な社殿。背後に社叢が茂る

六所神社 本殿(別角度)|縁や高欄の意匠が美しい

扁額

六所神社 扁額|社名を掲げる木額

境内社:丁明神社

御祭神:青幡佐久佐彦命

六所神社 境内社:丁明神社|社殿近影

境内社:王子神社

御祭神:高御産霊命・神御産霊命

六所神社 境内社:王子神社|木扉と注連縄

境内社:天満宮

御祭神:菅原道真公

六所神社 天満宮|境内社の社殿

石祠

御祭神不詳(境内の石造祠)

六所神社 石祠|苔むす石の小祠

荒神

六所神社 荒神|参道脇の祠

佐久佐社の碑

六所神社 佐久佐社の碑|風土記社名を伝える石碑

出雲国府総社の石碑

六所神社 出雲国府総社の石碑|総社であったことを示す史跡碑

出雲国府跡の石碑

坪井清足書「こくちょうの地」。

石碑(不詳)
随神門

虹梁文様に江戸後期の特徴。

六所神社 随神門|江戸後期の意匠が残る門

鳥居

※ 2024年3月上旬参拝時は撤去されていました(記録写真)。

六所神社 鳥居(撤去前の記録)|参道入口付近

狛犬

安政四年(1857)、名工・林蔵と伊右衛門が技を競って彫刻。

下げ置かれた狛犬

六所神社 下げ置かれた狛犬|境内の石段脇に据えられた像

手水舎と手水鉢

六所神社 手水舎|参道側の手水舎外観

使われていない手水鉢

六所神社 手水鉢(未使用)|国府跡側入口付近

神紋

陰暦十月を象る意匠(十と月)。

六所神社 神紋|『十』と『月』を組み合わせた紋

社号標・社頭・参道

参道脇の灯篭

御朱印
出雲国府跡

アクセス

地図

島根県松江市大草町496付近。松江市中心部より車約20分/駐車は神社入口・出雲国府跡駐車場を利用。

お問い合わせ

所在地島根県松江市大草町496
TEL0852-23-7373
公式出雲国総社(六所神社)亀甲紋
Email--
駐車場神社入口に広いスペースあり/出雲国府跡駐車場も利用可
御朱印参道脇の宮司様宅で授与(社務所で対応される場合あり)

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